昔話

実話です ツイートにしようと思ったけど140文字にまとまらなかったのでこっち

 

自分が中3か高1だったころ、つまり7年前くらいに、お気に入りの絵師さんがいた。

 

フォロワーは2桁で、「結城友奈は勇者である」(通称ゆゆゆ)というアニメのファンアートを毎日のように投稿していた。絵柄はかわいい系で、色使いは淡い。しかし当時の自分から見ても、手放しで上手と言える出来ではなかった。良くも悪くも、フォロワー100人弱のイラストという感じ。

 

当時僕は、彼のことを少しだけ応援していた。鍵アカウントでいいねしたり、質問箱(今で言うマシュマロのようなもの)に「絵好きです!応援してます!」のようなメッセージを入れたり。

純粋に同じアニメが好きだからというのもあったが、零細クリエイターを応援してあげようとか、フォロワー2桁なのに何故か質問箱に届く誹謗中傷に負けないで欲しいとか、どちらかといえば同情めいた理由だった。

僕の投書を読んで彼がどう思ったかは知らない。誹謗中傷には反論があったが、僕の応援コメントには反応がなかったからだ。喜んでくれていたら嬉しいが、もしかしたら書き手の同情を察して不快な気持ちになったかもしれないし、そもそも読んでないかもしれない。

ただ、絵の投稿頻度は落ちなかったので、誹謗中傷に負けて折れるなんてことは無かったのだと思う。そしてフォロワーや反応の数は少しずつ増えていった。

 

大学に入り、高校で使っていたTwitterアカウントは見なくなっていたため、彼のことはしばらく忘れていた。

ある日Twitterのおすすめ欄をスクロールしていると、見覚えのある絵柄の、しかし洗練されたイラストが現れた。アイコンをクリックして、プロフィールのページに飛ぶ。

そこには見覚えのある名前と、フォロワー数表す数字が書いてあった。29万と。

 

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この話に何を感じるかというのはかなり人それぞれだと思うので、だからこう言いたいみたいなものはありません。僕にとってはこんな文を書いてしまうほどには印象的なエピソードだというお話でした。ブログ、ツイートと文章の間みたいなものなので書き方に迷いがある(´ー`*)

 

終わり