何故絵を書いてたのか

春休みが終わりました(諸行無常)

 

春休みは外泊する日を除いて毎日お絵描きをしてました。短い日で15分、長い日はほぼずっと、みたいな。その割にはあんまり上手くなりませんでしたが、ほぼお絵描きとは無縁の人生だったのでそれはそれということにします。

 

話は変わりますが、僕はいつ絵を描かなくなっていいと思ってます。正確には、お絵描きがつまらなくなったり、もっと面白いと思えることに出会えたら、無理に続ける必要はない、と。

 

逆に言えば、春休みの間はずっと絵が「面白いことランキング」の1番上にいた訳です。それはもちろん知らないことを知っていったり、徐々にでも上手くなっていくのが面白かったというのもありますが、最も大きかったのは皆さんが見てくれたことです。

 

クリエイターは、誰にも見て貰えない下手な時期がいちばん辛い。誰かがそんなことを言っていましたが、一生懸命作ったものを誰も見てくれないとしたらそれはすごく悲しいことだし、続けようという気も起こらないと思います。

 

そんな誰にも見て貰えない人も沢山いる中、僕はみなさんが見てくれたり、たまにいいねしてくれたり、たまにコメントをくれたりするおかげで、楽しくお絵描きできてました。これは本当に恵まれていることです。

 

ぽけっちは、創作に挑戦しようという人にとって、非常に優しい空間だと思います。ことお絵描きに限っても、前々から絵を描いてきた先輩(お絵描き歴の意味で)や、同時期に始めた人達には、いつもモチベーションを貰っていました。また、文字書きに挑戦していたHSNにも刺激を受けました。そうでない人も暖かい人達が多く、このサークルに入っていて良かったなと実感しています。

 

明日から研究室に配属され、院試、卒論、就職……と、もしかすると絵を描く時間は取れなくなってしまうかもしれません。そうでなくとも別のゲームにハマって、描かなくなってしまうかも。

 

そうであったとしても、春休みの2ヶ月間新しいことに挑戦出来たのはみなさんのおかげでした。そして万が一億が一、絵を描き続けて、何百人何千人の人に見てもらえる絵が描けたときは、それもみなさんのおかげだと思います。

 

ここまで読んでいただき&いつも仲良くしてくれてありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

 

 

 

昔話

実話です ツイートにしようと思ったけど140文字にまとまらなかったのでこっち

 

自分が中3か高1だったころ、つまり7年前くらいに、お気に入りの絵師さんがいた。

 

フォロワーは2桁で、「結城友奈は勇者である」(通称ゆゆゆ)というアニメのファンアートを毎日のように投稿していた。絵柄はかわいい系で、色使いは淡い。しかし当時の自分から見ても、手放しで上手と言える出来ではなかった。良くも悪くも、フォロワー100人弱のイラストという感じ。

 

当時僕は、彼のことを少しだけ応援していた。鍵アカウントでいいねしたり、質問箱(今で言うマシュマロのようなもの)に「絵好きです!応援してます!」のようなメッセージを入れたり。

純粋に同じアニメが好きだからというのもあったが、零細クリエイターを応援してあげようとか、フォロワー2桁なのに何故か質問箱に届く誹謗中傷に負けないで欲しいとか、どちらかといえば同情めいた理由だった。

僕の投書を読んで彼がどう思ったかは知らない。誹謗中傷には反論があったが、僕の応援コメントには反応がなかったからだ。喜んでくれていたら嬉しいが、もしかしたら書き手の同情を察して不快な気持ちになったかもしれないし、そもそも読んでないかもしれない。

ただ、絵の投稿頻度は落ちなかったので、誹謗中傷に負けて折れるなんてことは無かったのだと思う。そしてフォロワーや反応の数は少しずつ増えていった。

 

大学に入り、高校で使っていたTwitterアカウントは見なくなっていたため、彼のことはしばらく忘れていた。

ある日Twitterのおすすめ欄をスクロールしていると、見覚えのある絵柄の、しかし洗練されたイラストが現れた。アイコンをクリックして、プロフィールのページに飛ぶ。

そこには見覚えのある名前と、フォロワー数表す数字が書いてあった。29万と。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

この話に何を感じるかというのはかなり人それぞれだと思うので、だからこう言いたいみたいなものはありません。僕にとってはこんな文を書いてしまうほどには印象的なエピソードだというお話でした。ブログ、ツイートと文章の間みたいなものなので書き方に迷いがある(´ー`*)

 

終わり

 

 

 

ゲモソボとはなんだったのか

こんすこ〜(Vtuber)

 

ゲモソボっていうのはこれ↓です

https://scottiesub.hatenablog.com/entry/2021/08/03/231528

まだ読んでない人は読んで欲しいと言えるほど大したものでは無いですが、お時間があれば是非。

読み返してみて恥ずかしい気持ちもかなりあったものの、まあまあ読んでて楽しかったので振り返り記事を書いてみることにしました。

書いた当時のことを振り返りつつ、何を思ってこんな怪文書を生成したのかみたいなことを書いていけたらいいなと思います。

自分で書いたものについてしたり顔で語るというのは、世の中にあるダサい行為の中でも格別のやつであるという気もします。が、かの有名漫画SKETDANCEを開いてみれば各話のあとにビッシリ後書き解説が書いてあり、この面の皮の厚さを見習うことにしました。

 

①当時の状況

当時は自分の中でも対戦ゲームにハマっていた時期で、よく遊ぶゲームがポケモン剣盾からシャドバになったあたりでした。多分竜王戦ルールが無限に続いてた時期かな?確かめるのは面倒なのでそういうことにします。

自分はそこまで竜王戦ルールに取り組まなかったものの、ぽけっちでもそれなりに流行っていたし、仲のいい同世代の奴らもみんな日々ランクバしていたように思います。

ちなみにゲモソボは案を試験前日に思いついて、その翌日に書きました。

 

②で、結局ゲモソボとはなんなのか

簡単に言ってしまえばポケモンのことです。ほぼ並び替えただけですね。もっと言えば、あらゆるゲームや遊び、趣味。それらを肯定してあげたかったという気持ちが当時の自分にはありました。

ポケモンに救われている」と思いたい。ということですね。そういうある種自己正当化のような気持ちを、くだらないユーモアを交えて物語の形にしたかった(理解してもらいたかった)という気持ちから始まったのがゲモソボです。

読んだけど全然そういう感じしなかったよ!という人がほとんどだと思いますが、それは自分の至らなさです。そういう感じしたよ!という人はありがとうございます。

ちなみに、シャドバじゃないのはポケモンサークルだからです。

 

③内容について

・冒頭のゲモソボの説明

ここは最初から決めていたことだったのですんなり書けました。何を決めていたかと言うと「オフチョベットしたテフをマブガッドしてリットにします」というネットミームから感じる面白さをそのまま骨子にしよう、という方針です。ズブの素人にとって面白い文を書くのは難しすぎたので、こういう既存のユーモアの型を借りるのは悪くなかったかなという気持ちです。

 

・ゲモソボの要素

話の核となるゲモソボには、なるべくポケモンに近しい要素を与えました。思い出せる範囲で以下。

①オタク(三木)が強い

②学校の部活(人気・メインストリーム)と対比される不人気スポーツ

③用語が門外漢からすると意味不明

④でもプレイヤーは知ってて当然という顔で語り出す

⑤世界1位が本名でなくハンドルネーム

⑥悪影響を及ぼす(とされている) 昔の言葉で言うとゲーム脳

ゲモソボすると脳が爆発しているから馬鹿になるという設定は、まあまあ過激だったかなと思います。自分がゲームばかりしていて単位を落としていたことの自虐半分、設定上の都合半分みたいな感じです。大雑把には「ゲームにハマること」が孕んでいる問題点を表しています。

 

・事件後のWHOがうんたらみたいなとこ

当時はコロナ禍の真っ只中だったので、その鬱屈した空気を反映している部分があります。

 

・10年後編について

非常に難航した部分です。理由は

①案の段階でどうするか決めてなかった

②そもそも伝えたいことがふんわりしてる

③最後の方で飽きてきた

など。けどここを書かないとどうしようも無いのでササッと書き上げました。ご覧の通り酷い出来ですが……。

 

で、10年後が一体なんなのかというと「ポケモンプレイヤーの10年後」です。そのまんま。

当時の自分には大人になるにつれてゲームからは離れるんだろうみたいな思いがあったようで、言ってしまえばありうる未来みたいな感じ。ゲームを辞めて、うだつの上がらないサラリーマンになっちゃったぜ。でもゲームばっかしてたから馬鹿です。という。念の為言っておくと、実際ゲームばっかりしてたら馬鹿になるとは思ってない

です。話の中で重要なのは、「私」が「ゲモソボばっかしてたから馬鹿です」という主観的な評価というか後悔を抱えたまま生きてるということです。現実的な話に置き換えると、ゲームしてた時間で何かほかにできることあったんじゃないかみたいな話(それは生々し過ぎるのでやめました)。

 

そんな「私」が、大人の社会の重圧で潰されて(社会人の解像度低すぎるのはご愛嬌)、たどり着いた場所が深夜の公園でした。居酒屋から公園に場面が変わるというのは陳腐ながら中々良いと思いました。大人と子供の対比になっていながら、時刻が深夜だったりブランコが錆びていることで純粋な子供時代からの変化を想像出来て面白いです(自画自賛)。3年前の自分は素人ながらに頑張っていました。

そこで三木に似た人物とゲモソボの話で盛り上がります。現実に置き換えると、ポケモンやってたオタクとばったり遭遇して「メガガルーラがさあ!強くてさあ!猫捨て身がさあ!無邪気冷Bがさあ!」となるのと同じ状況です。すごく分かりやすくなった。

そこで「私」は昔やっていた「ゲモソボ」、時間を費やした割に、今では話題に上がることも無く、自分のコンプレックスの原因にさえなっていたゲームに、再び価値を見出します。建設的でなくとも、「当時夢中だった」ということ自体が、10年後の今となってすごく誇らしい事のように思えてきたという感じ。

 

で、ここからが話の1番意味不明な(なげやりな)ところです。

 

当時夢中だったゲモソボに、なぜ救われているのか?

正直分かるように書いてありません。が、頑張って説明します。

ゲモソボに夢中だった「昔の私」の存在によって、ボロボロだった「今の私」は幸福を感じることが出来たわけです。このように、一時無価値で無意味だと感じていた時間が、自分を幸せにしてくれる瞬間が不意に現れる、このことを「ゲモソボに救われている」と表現してるみたいですね。

 

この「過去の自分」が思いがけず「未来の自分」

を幸せにしてくれる、という構造が、「わけも分からず辛いまま働いている自分」に僅かながら救いを与えている。

 

というのが物語の結末です。「今の自分」が「未来の自分」を幸福にするかもしれないから、ちょっとだけ頑張れる。ということですね。言い換えれば、思い出があるから、いつか思い出になるかもしれない今を少しだけポジティブに捉えられるってことです。

 

すごく楽しかった思い出、すごく辛かった思い出というのは、人生の中で度々思い出せるランドマークになる。「私」にとってはそれがゲモソボだったということです。

 

だからゲモソボは人生だということですね。

 

あー理解出来てスッキリした!!

え、全然しっくりこない?

わかるように書いてない人が悪いです。

 

ここまで駄文を読んでいただきありがとうございました。黒歴史の精算、というより黒歴史の再生産という感じの記事になってしまいましたが、これはこれでいい感じのランドマークになることを期待します。今楽しいので(深夜テンション)、「ゲモソボに救われている」に救われている。ということになるかもしれません。明日も頑張りましょう。

 

 

飲酒のメリットデメリット

なんとも言えない記事

全て自分にとってはという話になります

 

メリット

・饒舌になる

・創作物をノリノリで楽しめる

・思い切りが良くなる

 

デメリット

・ネガティブになる

・胃腸の調子が悪くなる

・創作や対戦ゲームなど頭を使う作業が(やってもいいけど)出来なくなる

・翌日に割と響く

 

何が言いたくてこんな記事を書いたかというと、自分は酔うと結構ネガティブになるということです

 

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こういう風潮もあるけど、僕は逆にいろいろ気になります(普段は色んなことを全然気にしてません、見てれば分かると思いますが)

飲んでる間は楽しいので、別にこれからも飲むし遠慮するつもりはありません(タイムスリップはほどほどにしたいという気持ちはある)

そういう人もいますという記事でした

ルールを守って楽しく飲酒!

電子書籍のススメ

こんすこ〜(Vtuber)

 

何となく手持ち無沙汰でスマホ開いたけど、特に何をしたわけでもなくTwitterとか見てたら5分くらい経ってしまった、みたいなこと、皆さんはありませんか?

 

あります(断定)

 

僕にとってそれはそれで素敵な時間の使い方ではあるのですが、最近は気分を変えてラノベを読んでいます

 

その時に重宝するのが電子書籍です

 

スキマ時間に、Twitterのタイムラインを見る程度の感覚で5ページくらい読んで閉じる

 

このくらいでいつの間にか読み終わっています(嘘)

 

中古で買うと安い、図書館だと無料、手触りがいい、本棚に並べると嬉しい、目に優しい

 

様々な理由で紙の本が好きだという人も多いと思いますが、電子書籍の利点はその読める機会の多さです

 

エレベーターの中やトイレの中で数ページずつ読むことが出来るので、普通に生きていたら読まなかった本まで読むことが出来ます

 

新品の電子書籍は高いですが、どうせ紙では読まないのであればいっそのこと買ってしまいましょう

 

ここで最も注意すべき点は、まとめ買いをしないことです

 

1冊ずつ買い、買った勢いで読まなければ確実にメモリの中の積読となってしまいます

 

まとめ買いでポイント還元率が上がったりはしますが、関係ありません!

 

大事なのは50円程度得することではなく、買ったものを読みきることです

 

みなさんも電子書籍で人生で読む本の総数を増やしましょう!

2024年冬アニメランキング 序盤

冬休み(テスト前)の自由研究

 

参考

S 最高アヘ顔ダブルピース

A 面白い

B 普通

ーーーーここからさよならーーーー

C 微妙

D 悪

 

1話しか見てないものもあれば追いついてるのも

基準は完全に僕の感性

 

S- 僕の心のヤバいやつ(2期)

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このアニメ自体がヤバいやつである、というわけではなく、どこか優等生的なラブコメアニメ。たしかに時々襲い来る共感性羞恥は紛うことなき「ヤバいやつ」なのだが、その先にはスーパーニヤニヤタイムが訪れることは間違いない。その結果いちばん「ヤバいやつ」は視聴しているオタクということになるだろう。

ヒロイン山田杏奈が最強なアニメなのは言うまでもないが、その友達の関根萌子や主人公の姉もかなり素敵。というかとりあえず見て欲しい。Amazon Prime Videoにて配信中。

それはそれとして、サブタイトルは劇中の効果的なタイミングで出すのが一番アツいということを再認識させてくれたアニメでもある。あと第二2シーズンのOP映像が凄くて感動する(1期も良かったけど)。

 

 

A+ 葬送のフリーレン(2期)

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長編に突入して期待が高まる。新しく登場した女の子キャラが全部えっちですごい。が、フリーレンにには勝てない。恐るべしフリーレン。あのキャラで低身長ツインテールなのいいよね。顔が可愛い系じゃなくて美人すぎるのもすごい。天才の作ったデザインだ。主人公魅力ランキングがあれば堂々の1位であろう。顔や身体のデフォルメ加減が素敵なアニメでもある。あとOPサビの見せ場(楽器が止まるところ)でカンネとラヴィーネの魔法が決まるの見栄えが良くて好き。

 

A ダンジョン飯

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グルメ(?)系アニメ。料理を通して魔物やダンジョンなどの「敵キャラ」や「舞台」でしかなかったものの解像度がグッと上がっていくのが面白い。絵もギャグのテンポもよく、メインキャラも魅力的。普通に面白いだけなので逆に感想が面白くなくなってしまって困る。全然興味なかったけど見てみるとかなり良かったので見てみるといいです。今期アニメでいちばん万人受けかもしれない。魚介類が好きなので1話の「水炊き」はとくに食べてみたい。

 

A 勇気爆発バーンブレイバーン

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バーンバーンバンバーン
バーンバンバンバン バーンブレイバーン
多くは語らないのでとりあえず見てみてほしい。戦闘シーンは3D?で動かして輪郭を太くすることでアニメっぽくしてるのかな?3Dアニメーションは目が慣れないのでこういう工夫は助かる。全然違ったらすみません。サイゲームスピクチャーズはここ最近で言うとU149を作った実績もあるので期待。

 

 

A- 姫様"拷問"の時間です

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世界一ほっこりする拷問漫画のアニメ化。原作漫画を全部読んでいるファンである僕としては、"拷問具"がおいしそうに、そして姫様の表情がスーパー魅力的に描かれていて大満足。僕は陰鬼陽鬼のコンビがめちゃめちゃ好きなので活躍に期待が高まる。OP主題歌も存じ上げないバンドの曲だったがすごくいい。アニメの雰囲気にもめちゃ合ってるし2024冬アニソン賞あげちゃう。一方で独特なアニオリがところどころに挿入されているので滑らないか微妙に不安でもある。

 

A- 俺だけレベルアップな件

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名前の馬鹿っぽさはすごいが、ちゃんとシリアスに振り切ったアニメ。画の良さも相まって良い緊張感をもって視聴できる。音響もいいのかな、詳しくないので全くわからないけどそういう細かいところが面白さに繋がっているんだとおもいます。たぶん。雰囲気で言うとSAOの初期に近い気がする。特に残念な部分もなく、シリアスなラノベアニメが好きなら見て損はなさそうなアニメ。ここまでちゃんと作ってあるとタイトルもよく見えてくるよね、日本語をわざと崩すことで簡潔で印象に残りやすいタイトルにしている、すごい。

 

B+ 悪役令嬢レベル99〜私は裏ボスですが魔王ではありません〜

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この記事を読んでいるオタクの中には、「悪役令嬢」の4文字が入っているアニメを脳内で自動的に非表示にする「悪役令嬢ブロック」がインストールされている者も少なくないだろう。しかしこのアニメの本体は「悪役令嬢」ではなく「レベル99」であり、それで非表示にしてしまうのはもったいない!(「レベル99」も非表示にしている人は、さようなら)

このアニメは(タイトルからも何となくわかる通り)僕がこよなく愛する「私TUEEE系」であり、女の子がえげつないくらい無双している様子を見て楽しむものである。同じくラノベアニメで例を挙げるとすれば「防振り」や「ひきこまり吸血姫」など。あの「フリーレン」や「超電磁砲」もちょっと見方を変えてみれば「私TUEEE系」である。そういうのが好きな人は必見。

最近はゲームではなくただの異世界転生なのにレベルやステータスが数字で安易に表されている雑なラノベが多いのもあり、RPG系の乙女ゲー世界ということでレベルという数字に納得感があるのも見やすいところ。無駄なイキりが少ない常識的な感性の主人公なのも好感が持てます。

 

B+ 最弱テイマー、ゴミ拾いの旅を始めました。

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跳梁跋扈する「異世界転生してスキルを得ちゃったぜ系アニメ」の中でも異彩を放つのがこの「最弱テイマー」である。「星無し」とされた幼女・アイビーが頑張って生きていくいった話で、その無邪気な振る舞いがかえって哀愁を誘う。話の全貌がなかなか掴めないながら、大化けする可能性を感じさせてくれるアニメ。

画面に関しても面白い構図が多く(特に1話)飽きさせない工夫がみられる一方で、モブがカスみたいな動きをしたり時々顔が不安定だったりと、いろんな意味で目が離せない。

あとOPが曲、映像ともに綺麗で見ていて気持ちが良い。ここでも素敵な撮影とは対照的に一部のキャラが全然動かなくて不安になったりするが、見どころがあるだけかなり好印象である。

「最弱テイマー」の今後が楽しみです。

 

B+ 弱キャラ友崎君 2nd stage

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さすがに割と面白い。主人公に共感できる部分も多いし、目指しているところもわかりやすい。題材の中学生感で若干敬遠されているような印象も受けるが、話がしっかりしており間違いなく面白い部類のラノベアニメである。project No.9恒例のだいあろーぐ+のOPもよい。主題歌だけではなく作画にもお金を使ってほしいものではあるけど。

 

B メタリック・ルージュ

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火星を舞台にしたSF×女の子バディ系のアニメ。なんといっても戦闘シーンが魅力的で、スタイリッシュな雰囲気と相まっていい感じである。詳しくは見てくれればと思うが、イメージだとタイバニのようなメカニカルな等身大のスーツみたいな感じ(設定としては違うのだが、わかりやすさ重視でスーツと表現している)。一方でパッとしないな~と思うところもあり、クール×陽気女の子バディのかけあいはどこかあのリコリス・リコイルを彷彿とさせるもののなんだかいまいち魅力に欠けている。話もいまいち何をしているのかよくわからない部分があり、よくわからないなーという感じ。面白くなる土壌は十分にあるので今後に期待したい。

 

B シャングリラ・フロンティア(2期)

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「シャングリラ・フロンティア」というVRMMOゲームをするだけのアニメ。SAO風に言うと「これはゲームであって、遊びである」という感じ。これだけ聞くとなんの緊張感もないカスのアニメな感じがするが、侮るなかれ、結構有名なだけあって出来がよく、話もそこそこ面白い。本当に「見るゲーム」といった感じで、攻略の楽しみや未知のクエストと出会った時の楽しみを味わうことが出来る。例えるなら手持ちのポッタイシエンペルトになった時や、ハナダのどうくつの中でたまたまミュウツーを見つけたり、シーキンセツでたまたまルギアと遭遇した時のような、そういった高揚感を感じさせてくれる。ヒロイン(?)の斎賀怜が登場頻度はそこまで多くないもののなかなかいい味を出している。

 

B 薬屋のひとりごと

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特に言うことがなくて困る。これ、毒ですw

女性向け特有のやっかみを受けてからのスカッとジャパンの良さはあんまりよく分からないが、普通によく出来てるし面白いです。

 

B- 佐々木とピーちゃん

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素敵なキービジュアルに心をときめかせて見始めたのだが、序盤3話は話の動きも少なく(正確には大事なこと自体は起きているのだがどこか淡々としていて全然面白くない)、肩透かしをくらったような気分になった。OP映像のサビ前で見られる輪郭の太い絵柄のバトルシーンは迫力があって魅力的だし、なによりカントクデザインのロリたちがかわいいので何とかしてほしいところではあるが......。個人的にシリーズ構成の赤尾べこさんという方にはそんなに素敵な想い出がないので、あまり期待はできないかもしれない。とはいうものの、1話が1時間スペシャルだったりある程度力が入っているのも感じ取れるし、面白くなる可能性がなくはないのでちょっとは期待したい。

 

C+ ゆびさきと恋々

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聴覚障害の女の子の前に突然スーパーアルティメットイケメン(唇が厚い)が登場してねんごろになるアニメ。出来が素晴らしく、話の内容も悪くはない......のだが、秋葉系の僕にとっては少女漫画に出てくるような(というかそのものである)イケメンをずっと見ているのは何とも言えない気分になるので視聴継続が困難。なんだよトリリンガルで中国語も勉強中でウルトラ優しくて主人公に最初から惚れてるってさあ。男女を逆にすればいくらでも覚えがあるし、これ以上文句を言うのはやめよう。女の子にはお勧めしておきたい。

字幕版があるのもテーマに沿っていて良い。

 

C 魔法少女にあこがれて

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エロアニメ。原作ちょっと読んでる。魔法少女モノとしても斬新な設定だし特に悪くはないのだけど、普通にエロ描写が気まずい。漫画でたえられているものでも音や色や動きがつくと何とも言えない気分になってしまう。あとマジアベーゼのデザインがくどくてあんまり好きではない。ここまで下げておいてアレだが、後半になるにつれてかわいいキャラが登場してくるので視聴する人は楽しみにしておいてほしい。でもマジアサルファが一番えっち。

 

C 愚かな天使は悪魔と踊る

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天使と悪魔がイチャイチャするよーわからんラブコメである。恋愛脳筋戦。同じ1v1ラブコメでも繊細な味わいのある「僕ヤバ」とは対照的にジャンクな味のアニメ。佐倉綾音の声がかわいいので好きな人は見ればいいと思う。あとOPの曲はいいのに歌っている「太陽と踊れ月夜に唄え」というユニットが絶望的に歌が下手、というかnot for meな感じだった。ヒロインがひたすらかわいいアニメという点では悪くはないのだけど、話が面白いわけではない。

 

C ぽんのみち

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上杉風太郎の妹、上杉らいはが麻雀にはまり徐々にぐれていく話である。

麻雀アニメというよりも、「麻雀漫画パロディアニメ」であり、アカギやカイジ、哲也などのひと昔前の麻雀(ギャンブル)漫画に詳しければそれなりに楽しめそうな一方、知らないと置いてけぼり感がすごい。もちろん多少は麻雀についても教えてくれそうな気配もあるので、見るのも悪くはなさそうである。

 

D+ ぶっちぎり?!

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ファンタジーヤンキーコメディ。性愛対象が男性でない僕は何を楽しめばいいかいまいちよくわからなかった。出来はDの中ではぶっちぎり?!にいいので女の子は見てみるといいかもしれない。

 

D+ 異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。

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27歳OLが異世界(群馬県)に転生して動物をもふもふするアニメ。元27歳とは思えないえげつない精神年齢で宮廷を荒らしに荒らすカス幼女の奇行をふーんといいながら眺めるだけの時間がそこにはあった。そもそもこいつが何をがんばっているのだろうか。同じ動物系でも「最弱テイマー」のほうがよほど頑張っている。シリーズ構成はおなじみ赤尾べこさんである。もういいよ。

 

D+ 道産子ギャルはなまらめんこい

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なまらエロいアニメである。したっけ見る必要は特にないだろう。主題歌のオーイシマサヨシが楽しそうで何よりではある。

 

D ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する

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何が面白いのかよくわからなかったし、どこら辺が悪役なのかもよくわからなかった。話自体に嫌悪感があるわけではないけど、別に何も面白くないというのはある意味一番致命的である。女性向けの壁は高い。相互理解の難しさを知ることが出来た。

 

D 治癒魔法の間違った使い方

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治癒魔法を生かしスパルタトレーニングをして最強になるというコンセプトが明瞭で、何が起こっているのかわかりやすい点は高評価。見ていてこれほどありがたいことはない。ほかは特に思うところなし。

 

D- 百千さん家のあやかし王子

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女性向けの壁は高い。男性諸君は「道産子ギャル」でも見ていたほうがいいだろう。

 

D- 即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。

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最悪のアニメ。死ねと念じれば相手が死ぬという設定は大変結構なことだが、クラスメイトを殺害しても何も感じない主人公が精神的に不健康すぎて怖い。「イキリト」や「さすおに」のほうがよほど健康なメンタルである。かといってその危うさを活かしているわけでもなく、シンプルにイカれたアニメ。これが一定の支持を得ていることに恐怖を覚えずにはいられない。日本の将来が心配です。

 

D- 最強タンクの迷宮攻略〜体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される〜

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なにも感じなかった。何かしら感想がある分「即死チート」の方が幾分かマシかもしれないと思える。1話の最後でスキルの一部が明らかになるのであれば、1話中盤の戦闘にもその伏線として効果が意図せず発動する描写を入れておけばよかったのではないか。1話中盤の戦闘に意味を感じることが出来なかったし、スキルの答え合わせの「そうだったんだ~」感も薄かった。

これは個人の好みなのだが、スキルやレベルみたいな概念を持ち出すときはある程度納得できるバックグラウンドを用意してほしい。ゲーム世界でもないのに体力9999とか言われても困る。

 

おわりに

 

普段なら見ない(というかほとんどそう、FAKEアニメファン故)アニメの中から良いものがいくつか発見できて面白かった。

下位に置いたアニメは1話しか見てなかったりするので、続きを見れば面白くなっていく可能性は十分にあります。

続きものの中でも火狩りの王、アンデッドアンラック、うる星やつらの3つは気になるので今期中に追いつきたい。

記事で紹介したアニメで気になったのがあれば是非見てみてください。

 

終わり